中盤編に入ります。
前回までのあらすじはこちら
前回のまとめ
・アメリカのマンガ家は少なく、そもそも食えない
・戦後の規制(コミックコード)によりヒーローモノだけ
・完全受注制で印刷が可能


============
六章 同人のような商業
============
そもそも同人誌の定義とは、ここで
同人に関して定義をする
同人誌とは
・個人が
・趣味の延長で
・限定的に頒布する
アメリカでは、個人・法人の棲み分けはそもそもない。
発行部数が多いか少ないかだけの差である。
『神の下では皆平等』という考えがある。
自費出版でも流通には載る。
Independent Press
企画・制作・出版は個人で行う
配給・営業・販売は法人で行う。
ここでエロマンガに関して少し
SIZZLEというエロマンガ雑誌がある。
SIZZLE(18禁注意)
他にも

ANTI HITTLER comicや

GENUS(ケモエロ)
といった一風変わったマンガもアメリカにはある。
日本だと、大手は商業・零細は同人といった図式があるが
アメリカには、大小であってもどちらも商業流通が可能叩。
コミックショップ専門の配給ラインがあった
今のアメリカだと、普通の書店では日本のマンガが置かれ
専門店でしかアメコミのマンガは売られなかった。
商業主義化によって成功のきっかけとなった日本のマンガ
また、本屋が買い切りのため、日本の返本システムはなく
カタログで受注が無いと店舗にすら置かれない。
以前は最低部数が200程度だったが、今は2000でもないとダメ
これとは別に、インディペンデントプレスというのもあった。
これは自費で発行し、カタログで選んで変えるというもの
ルーンマニアックスなんとかっていうカタログには
「ヒットマンのなりかた」「爆弾の作り方」など相当マニアックな
本も取り扱っていた。(多くはないが需要は確実にある、といったものを扱う)
いわゆる通販の代理業者みたいなもの
============
七章 ミクロ規模での共同誌製作
============
では、アメリカでは同人誌は無いのか?
それに近いモノはある(あった)
APA(アパ=Amateur Press Association)という形式がそれだ。
APAとは同好の趣味を持つ複数人(通常5人程度から最大30人程度まで)によって
それぞれが5ページほどの記事を書き、一人のプレス担当に送り
本を作成してみんなに配る。
やりとりは全て郵送で行うため、州をまたがっても問題はない
少ない人数で趣味を共有する。それがAPA
またミニコミ誌という、いわゆる「豆本」のような小さな本。
これは個人がコピー誌のような形で小さな本を作成し、
コンサートの時などに他の人と交換する。
これは売り買いする対象ではなく、他に持っている人と
名刺代わりにバーターで交換するものを指す。
============
八章 ZINEについて
============
また、その後ZINE(ジーン)という形式の本が出来た。
これはサブカルの勇とも呼ばれる形の一つで
非営利主義を貫く代わりに、読者にも媚びない、
書きたいことをひたすら書くというものだ。
うんちくやメッセージ、パンク的な意味合いなどが込められていて
頒布場所も
街のフリーペーパー
レコード店
喫茶店
サブカルショップ
コミックショップ
などでフリーで読む事が出来た。
FANZINEというものがその後出てきた。
自分の好きな対象に対して熱く語っている本。
ANIMAFANZINEというものも
コンベンション会場などで、アニメのVHSの上映会を行うときの
レジュメ的な意味合いで発行された。
============
九章 コンベンション
============
余談だがアメリカで行われるコンベンションは
元々「同好の人、ないし同業者が集まる学会」的な意味合い。
APAが個々の繋がりによるクローズなものに対して
コンベンションはコミュニティ的な意味合いを持つ。
80年代当時日本のアニメがアメリカで観れなかった彼らは
日本にいる在日米軍の友達などのネットワークを通して
VHSやベータテープをアメリカに送って仕入れていた。
基本的に各コンベンションの強さは、VHS、テープの量と比例し
グループによっては、国家機密ばりにテープを秘密にしていた。
とあるグループはテープが強奪される事件などがあったらしい。
アニメコンベンションの草分けは
1980年代にあったSFのコンベンションCapricon開催中に、ホテルの一室を借りて、そこでアニメ上映会をやったのが始まり、らしい。
というわけで今日はここまで。
まだまだ濃い話は続きます。
後半はこちら

shirowイベント
中盤編に入ります。 前回までのあらすじはこちら 前回のまとめ ・アメリカのマンガ家は少なく、そもそも食えない ・戦後の規制(コミックコード)によりヒーローモノだけ ・完全受注制で印刷が可能 ============ 六章 同人のような商業 ============ そもそも同人誌の定義とは、ここで 同人に関して定義をする 同人誌とは ・個人が ・趣味の延長で ・限定的に頒布する アメリカでは、個人・法人の棲み分けはそもそもない。 発行部数が多いか少ないかだけの差である。 『神の下では皆平等』という考えがある。 自費出版でも流通には載る。 Independent Press 企画・制作・出版は個人で行う 配給・営業・販売は法人で行う。 ここでエロマンガに関して少し SIZZLEというエロマンガ雑誌がある。 SIZZLE(18禁注意) 他にも ANTI HITTLER comicや GENUS(ケモエロ) といった一風変わったマンガもアメリカにはある。 日本だと、大手は商業・零細は同人といった図式があるが アメリカには、大小であってもどちらも商業流通が可能叩。 コミックショップ専門の配給ラインがあった 今のアメリカだと、普通の書店では日本のマンガが置かれ 専門店でしかアメコミのマンガは売られなかった。 商業主義化によって成功のきっかけとなった日本のマンガ また、本屋が買い切りのため、日本の返本システムはなく カタログで受注が無いと店舗にすら置かれない。 以前は最低部数が200程度だったが、今は2000でもないとダメ これとは別に、インディペンデントプレスというのもあった。 これは自費で発行し、カタログで選んで変えるというもの ルーンマニアックスなんとかっていうカタログには 「ヒットマンのなりかた」「爆弾の作り方」など相当マニアックな 本も取り扱っていた。(多くはないが需要は確実にある、といったものを扱う) いわゆる通販の代理業者みたいなもの ============ 七章 ミクロ規模での共同誌製作 ============ では、アメリカでは同人誌は無いのか? それに近いモノはある(あった) APA(アパ=Amateur Press Association)という形式がそれだ。 APAとは同好の趣味を持つ複数人(通常5人程度から最大30人程度まで)によって それぞれが5ページほどの記事を書き、一人のプレス担当に送り 本を作成してみんなに配る。 やりとりは全て郵送で行うため、州をまたがっても問題はない 少ない人数で趣味を共有する。それがAPA またミニコミ誌という、いわゆる「豆本」のような小さな本。 これは個人がコピー誌のような形で小さな本を作成し、 コンサートの時などに他の人と交換する。 これは売り買いする対象ではなく、他に持っている人と 名刺代わりにバーターで交換するものを指す。 ============ 八章 ZINEについて ============ また、その後ZINE(ジーン)という形式の本が出来た。 これはサブカルの勇とも呼ばれる形の一つで 非営利主義を貫く代わりに、読者にも媚びない、 書きたいことをひたすら書くというものだ。 うんちくやメッセージ、パンク的な意味合いなどが込められていて 頒布場所も 街のフリーペーパー レコード店 喫茶店 サブカルショップ コミックショップ などでフリーで読む事が出来た。 FANZINEというものがその後出てきた。 自分の好きな対象に対して熱く語っている本。 ANIMAFANZINEというものも コンベンション会場などで、アニメのVHSの上映会を行うときの レジュメ的な意味合いで発行された。 ============ 九章 コンベンション ============ 余談だがアメリカで行われるコンベンションは 元々「同好の人、ないし同業者が集まる学会」的な意味合い。 APAが個々の繋がりによるクローズなものに対して コンベンションはコミュニティ的な意味合いを持つ。 80年代当時日本のアニメがアメリカで観れなかった彼らは 日本にいる在日米軍の友達などのネットワークを通して VHSやベータテープをアメリカに送って仕入れていた。 基本的に各コンベンションの強さは、VHS、テープの量と比例し グループによっては、国家機密ばりにテープを秘密にしていた。 とあるグループはテープが強奪される事件などがあったらしい。 アニメコンベンションの草分けは 1980年代にあったSFのコンベンションCapricon開催中に、ホテルの一室を借りて、そこでアニメ上映会をやったのが始まり、らしい。 というわけで今日はここまで。 まだまだ濃い話は続きます。 後半はこちら