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【新文芸座オールナイト1/3】幻の湖 編

NADECが終わった後、そそくさと池袋へと向かいます。
池袋の新文芸座で行われる「オールナイト上映会」に参加するためです。


今回観るのは
・幻の湖(1982年東宝)164分
・北京原人 Who are you?(1997年東映)115分
・さよならジュピター(1984年東宝)
世にある最低映画を観て心身ともに修行を行う我ら
濃尾三天狗としては
日夜薄皮を一枚一枚剥くような気の遠くなる修行(鑑賞)をして
心身ともに鍛えねばなりません。
ちなみに今まで観た中でおすすめする最低映画ベスト5は
1位:幻の湖
2位:REX恐竜物語
3位:リトルトーキョー殺人課
4位:フランケンシュタインVS地底怪獣バラゴン
5位:ミスタージャイアンツ勝利の旗
なんですが、今回新たにこのランキングが激動しました。
まず最初に観たのは「幻の湖」
この映画を知らない人は改めてこちらで予習をしましょう。
a Black Leafさんのレビューはこちら
前編
後編
封切り日は1982年9月11日です。
なんというか因果というか感慨深いものがありますね。
ファントムではなくイーグルだ。イーグルはすでに実戦配備についている

まずは予告から観ましょう。

ブログの横に伸びているが気にしないで下さい。
Wikiより

「ネオ・サスペンス」と称し、雄琴のトルコ嬢の愛犬の死を発端とする壮大な物語が展開される大作であったが、あまりに難解な内容のため客足が伸びず、公開から二週間と5日(東京地区)で打ち切られる事となった。

まさにの湖!
自分は過去に1度観ているので、今回2度目の鑑賞になります。
映画館で何度も同じ映画を観る事なんて、そうそう自分はないんですが
この映画だけは、観る意図がなくてもついつい観てしまう映画です。
体力が落ちているときにこれを観ると、脳幹に直接電気信号が
送られるので、精神力がやられます。
パックリ開いた傷口に直接塩を塗り込まれるような感じですね。
マラソン・琵琶湖・犬・トルコ・時代劇・NASAに興味のある人はみたほうがいいと思います。つーか観ろ。強制だ!
琵琶湖をフューチャーした映画で、1980年当時の滋賀県、琵琶湖周辺の町並みや
風俗、神社仏閣など、四季折々の季節で風景が描かれるすばらしい描写です。
黒澤明監督の羅生門で脚本デビューした橋本忍監督作品です。
ストーリーはめんどいので上のWikiを観てください。
出来るなら言葉にする事自体もしんどい。>なら書くなよ
2度目で観ると様々な部分を観ることが出来ます。
橋本監督はこの時期からすでに少女を繊細にとらえた映像というのを
非常に精密に描かれました。
このストーリーの中で出てくる主人公のお市は、22歳という設定でありながら
3人の男性の間で様々な側面を持つ少女を演じます。
当時昭和の映画といえば、「俺の考えるかっこいい男」というのがクローズアップされ、
女性の役割としてはあまりありませんでした。
例えば、菅原文太主演、天知茂・丹波哲郎も出ている「女奴隷船」に
出てくる三原葉子の扱いのぞんざいさを観ると、いかに当時のメインが男達であるか
ということが見えます(本当か?)
後半から突如始まるマラソン対決、琵琶湖のトルコにいたローザがアメリカのスパイだったこと、笛を吹く男がNASAで宇宙パルサーの研究をしている学者だということ・・・
途中で「宇宙パルサー」という語句について判らないのでググったら
「幻の湖」が出てきて永久ループ状態です。
こんな感じ
途中琵琶湖に沈んだ女の話をするために、浅井長政と織田信長まで出てくる
時代劇編へ。ここはAIRで言うと、Dream編とSUMMER編の切り替わりです。ちなみにその後のAIR編へと重なる、最終決戦編へ繋がります。
とにかく注意深く観ても途中で置いて行かれること間違いないですが
今回はしっかりと観ることが出来ました。
そして最後の着物を着て包丁を持ったお市が、
犯人を追いかけ琵琶湖大橋で勝つまでの
くだりその間25分・・・もう観ているだけで涙が止まりません。
追われる側も心理描写で「走れェ・・・もっとォー。追走者は・・・目標にぶら下がっているだけだッ!」と
内面もさらし、まさにマラソンバトルです。
246や皇居など様々な東京のスポットも出てくる幻の湖は、「怪作」という言葉が
ぴったりの映画です。映画ソムリエなら間違いなくおすすめの一品。
最後に締めとしてカタルシス全開
スペースシャトルの発射シーンが登場します。
ここで幻の湖がいかにぶっ飛んでいるかが良く伝わります。
結局お市は強迫観念・被害妄想・統合失調症のヒロインという
設定なんじゃないかなと思いました。
相当重い中二病をこじらせてもここまでのキャラは作るのが難しい。
「ローザはなぜここ(東京)に・・・でもそんなことどうでもいいの・・・」
「私来年結婚するの、相手はまだわからないけど」
「日夏が憎い、東京中の人が日夏を庇っている」
まさにヤンデレの極みですね。
上映時間も2時間44分と、初っぱなからラスボスのような重厚な作品でした。
しばらく終わって家に帰っても、笛の音が聞こえて来ます。
もうだめかもしれない。
既に映画を観た人にはここに設定などが載っています。
いやぁ映画って本当にいいものですね。

さて、次は北京原人のレビューへと続きます。

shirow未分類
NADECが終わった後、そそくさと池袋へと向かいます。 池袋の新文芸座で行われる「オールナイト上映会」に参加するためです。 今回観るのは ・幻の湖(1982年東宝)164分 ・北京原人 Who are you?(1997年東映)115分 ・さよならジュピター(1984年東宝) 世にある最低映画を観て心身ともに修行を行う我ら 濃尾三天狗としては 日夜薄皮を一枚一枚剥くような気の遠くなる修行(鑑賞)をして 心身ともに鍛えねばなりません。 ちなみに今まで観た中でおすすめする最低映画ベスト5は 1位:幻の湖 2位:REX恐竜物語 3位:リトルトーキョー殺人課 4位:フランケンシュタインVS地底怪獣バラゴン 5位:ミスタージャイアンツ勝利の旗 なんですが、今回新たにこのランキングが激動しました。 まず最初に観たのは「幻の湖」 この映画を知らない人は改めてこちらで予習をしましょう。 a Black Leafさんのレビューはこちら 前編 後編 封切り日は1982年9月11日です。 なんというか因果というか感慨深いものがありますね。 ファントムではなくイーグルだ。イーグルはすでに実戦配備についている まずは予告から観ましょう。 ブログの横に伸びているが気にしないで下さい。 Wikiより 「ネオ・サスペンス」と称し、雄琴のトルコ嬢の愛犬の死を発端とする壮大な物語が展開される大作であったが、あまりに難解な内容のため客足が伸びず、公開から二週間と5日(東京地区)で打ち切られる事となった。 まさに幻の湖! 自分は過去に1度観ているので、今回2度目の鑑賞になります。 映画館で何度も同じ映画を観る事なんて、そうそう自分はないんですが この映画だけは、観る意図がなくてもついつい観てしまう映画です。 体力が落ちているときにこれを観ると、脳幹に直接電気信号が 送られるので、精神力がやられます。 パックリ開いた傷口に直接塩を塗り込まれるような感じですね。 マラソン・琵琶湖・犬・トルコ・時代劇・NASAに興味のある人はみたほうがいいと思います。つーか観ろ。強制だ! 琵琶湖をフューチャーした映画で、1980年当時の滋賀県、琵琶湖周辺の町並みや 風俗、神社仏閣など、四季折々の季節で風景が描かれるすばらしい描写です。 黒澤明監督の羅生門で脚本デビューした橋本忍監督作品です。 ストーリーはめんどいので上のWikiを観てください。 出来るなら言葉にする事自体もしんどい。>なら書くなよ 2度目で観ると様々な部分を観ることが出来ます。 橋本監督はこの時期からすでに少女を繊細にとらえた映像というのを 非常に精密に描かれました。 このストーリーの中で出てくる主人公のお市は、22歳という設定でありながら 3人の男性の間で様々な側面を持つ少女を演じます。 当時昭和の映画といえば、「俺の考えるかっこいい男」というのがクローズアップされ、 女性の役割としてはあまりありませんでした。 例えば、菅原文太主演、天知茂・丹波哲郎も出ている「女奴隷船」に 出てくる三原葉子の扱いのぞんざいさを観ると、いかに当時のメインが男達であるか ということが見えます(本当か?) 後半から突如始まるマラソン対決、琵琶湖のトルコにいたローザがアメリカのスパイだったこと、笛を吹く男がNASAで宇宙パルサーの研究をしている学者だということ・・・ 途中で「宇宙パルサー」という語句について判らないのでググったら 「幻の湖」が出てきて永久ループ状態です。 こんな感じ 途中琵琶湖に沈んだ女の話をするために、浅井長政と織田信長まで出てくる 時代劇編へ。ここはAIRで言うと、Dream編とSUMMER編の切り替わりです。ちなみにその後のAIR編へと重なる、最終決戦編へ繋がります。 とにかく注意深く観ても途中で置いて行かれること間違いないですが 今回はしっかりと観ることが出来ました。 そして最後の着物を着て包丁を持ったお市が、 犯人を追いかけ琵琶湖大橋で勝つまでの くだりその間25分・・・もう観ているだけで涙が止まりません。 追われる側も心理描写で「走れェ・・・もっとォー。追走者は・・・目標にぶら下がっているだけだッ!」と 内面もさらし、まさにマラソンバトルです。 246や皇居など様々な東京のスポットも出てくる幻の湖は、「怪作」という言葉が ぴったりの映画です。映画ソムリエなら間違いなくおすすめの一品。 最後に締めとしてカタルシス全開 スペースシャトルの発射シーンが登場します。 ここで幻の湖がいかにぶっ飛んでいるかが良く伝わります。 結局お市は強迫観念・被害妄想・統合失調症のヒロインという 設定なんじゃないかなと思いました。 相当重い中二病をこじらせてもここまでのキャラは作るのが難しい。 「ローザはなぜここ(東京)に・・・でもそんなことどうでもいいの・・・」 「私来年結婚するの、相手はまだわからないけど」 「日夏が憎い、東京中の人が日夏を庇っている」 まさにヤンデレの極みですね。 上映時間も2時間44分と、初っぱなからラスボスのような重厚な作品でした。 しばらく終わって家に帰っても、笛の音が聞こえて来ます。 もうだめかもしれない。 既に映画を観た人にはここに設定などが載っています。 いやぁ映画って本当にいいものですね。 さて、次は北京原人のレビューへと続きます。

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